トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2017/09/26

【愛知】角文 刈谷市銀座地区再開発ビル起工

 角文(刈谷市泉田町古和井1)は、刈谷市銀座地区の市有地に整備する再開発ビルの起工式を開いた。工期は2020年3月を予定。同事業では賃貸人の刈谷市と、2080年3月31日までとする土地賃貸借契約を締結している。
 建設地は、名鉄三河線の刈谷市駅から北西に約400bの銀座3ノ34ノ1他。敷地面積は約6300平方bで、公益施設と民間施設を整備する。施行者は角文、施工(保育所棟を除く)を日本国土開発名古屋支店(名古屋市東区)、設計・監理を鵜飼哲矢事務所(刈谷市)が担当する。
 事業計画書によると、建物は共同住宅棟、商業施設棟、テナント棟、保育所棟、駐車場棟の5棟、建築面積3967平方b、延べ床面積1万6692平方b。公益施設はデイサービスと保育所。民間施設は分譲マンション、生鮮食品スーパー、商業テナント(6区画)、福祉・医療テナント(3区画)、地域スペース、駐車場約210台(施設内150台、施設外約60台)を整備する。
 各施設の規模は、分譲マンションが免震構造の鉄筋コンクリート造28階建て延べ1万0836平方bで、1階はテナント、2階は地域スペース、3〜28階は一般定期借地権付き分譲マンションとなり81戸が入る。高さは95bで市内最高層のビルとなる。
 その他、商業施設棟は、鉄骨造2階建て延べ509平方b、テナント棟は鉄骨造2階建て延べ1223平方b、保育所棟は2階建て延べ739平方b、駐車場棟は鉄骨造2階建て延べ3239平方b。
 公益施設のデイサービスは市川商事(刈谷市)が運営法人で、テナント棟1階部分に入居する。定員は25人、面積は242平方b。保育所棟は社会福祉法人一雅会(刈谷市)が運営法人で、認可保育所を別途発注して整備する予定。定員は90人。
 今後のスケジュールは、10月に建築工事へ着手、20年4月の施設供用開始を目指す。各出店テナントの誘致を18年度から実施予定。建物施設全体の管理・運営・維持を中町(刈谷市)が20年度から行う。

提供:建通新聞社