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建通新聞社四国
2017/09/29

【高知】高知市上下水道局 水使用量一部設計計上へ

 高知市上下水道局は、2018年度からシールド工法や推進工法で大量の水を使用する工事について、設計上必要となる水の使用料を一部設計計上する方針とした。今後、設計単価や積算方法などの詳細を検討した上で、年度内にまとめる。
 下水道部局と組織統合する14年度以前の水道局では、シールド工法や推進工法による水道工事を施工するにあたって、市街地などで水の確保が困難な場合、施工業者からの申し入れにより水道使用料の中から一定の料金を減免していた。一方、当時市長部局で発注していた下水道工事では、こうした措置は行われておらず、上下水道局統合以降は水道工事も水道料は施工業者負担となり、積算項目にはあるものの「設計単価0円」の状態だった。
 しかし、シールド工事や推進工事では、大量の水を使用し、施工業者側の負担が大きいことから、高知県建設業協会下水道部会が「数量計上が可能なものについては、直接工事費に材料費として計上してほしい」と行政側に要望。これを受け同局では、四国他県の県庁所在地の状況を調査、設計単価に反映している市があったことから、高知市でも18年度から一定量の水道使用料を設計計上することを決めた。

提供:建通新聞社