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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/09/29

【山梨】河川内の土砂浚渫など訴え

 県内で増えている河川内の堆積土砂や支障木に対する県の対応について、県議会(28日)で上田仁議員(チームやまなし)が質問。「現在の状況は危険ではないかと思っている。早急な対応をお願いしたい」と求めた。
 上田議員は「河川内の浚渫や支障木の伐採など維持管理をしっかり行うことが大切だが、近年、県内の河川内で樹木が繁茂し土砂が堆積している箇所が増加している」と指摘。原因について県の見解を聞いた。
 垣下禎裕県土整備部長は「さまざまな要因が複雑に関係していると推察される。県では、建設事務所で巡視や出水後のパトロールなどを実施し、河川内の状況把握に努めており、緊急性の高い箇所から対応を進めている」と説明。
 上田議員は、厳しい予算の中で対応が求められていることに理解を示しながら、維持管理の課題について質問。
 垣下部長は「特に浚渫土は軟弱な土質が多く、コストなど利活用には検討が必要で、処分先の確保が大きな課題になっている。市町村などと連携して処分先の確保に努め、適切な河川の維持管理に努めてまいりたい」と答弁した。