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日刊建設工業新聞
2017/10/02

【鳥取】台風18号漂着流木処理など/追加補正10・8億円を可決

 9月定例県議会は29日、追加提案があった10億8000万円の補正予算を可決した。台風18号の災害復旧をはじめ、大量の土砂により航路が埋もれた鳥取港の土砂浚渫、県内の各港湾や海岸に堆積したゴミの撤去処分費を盛り込んだ。補正後の一般会計予算総額は3645億4000万円。
 港湾災害復旧費は2億2300万円を補正。鳥取港・千代川河口の航路浚渫5万5000立方bに2億1000万円を充てる。鳥取港西浜地区と千代地区、米子港旗ヶ崎地区の流木撤去には1370万円。
 また、県内海岸の流木処理には国庫補助の「災害関連緊急大規模漂着流木処理対策事業」を活用。▽公共海岸の日吉津海岸など28カ所は、処理量1万4000立方bに1億9400万円▽港湾海岸の鳥取港など4カ所が、処理量1000立方bに1369万円▽漁港海岸の網代漁港など2カ所は、処理量500立方bに745万円−の各処分費を見込んだ。
 単県公共では500万円を追加。台風によって八頭町下峰寺の私都川でブロック護岸が崩壊しており、災害復旧事業と合わせて未改修の対岸護岸30bを整備することで被害の拡大を防止する。
 単県斜面崩壊復旧事業には1480万円を補正し、鳥取市が実施する細見、松上、上砂見の各地区斜面崩壊復旧を補助する。
 このほか農林水産関係では、耕地災害復旧費5000万円、林道施設災害復旧費4960万円を追加した。


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