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建通新聞社(中部)
2017/10/02

【愛知】岡崎市 阿知和スマートIC設置に向け第1回準備会 

 岡崎市は、阿知和地区へのスマートインターチェンジ(IC)設置に向け第1回準備会を開いた。今後、準備会の開催とともに調査検討が進む見通しで、次のステップとなる地区協議会の設立を目指す。
 阿知和地区は、市北部の東阿知和町と南阿知和町にまたがり、東名高速道路岡崎ICと伊勢湾岸自動車道豊田東ICのほぼ中間に位置する。また、近隣では花園工業団地が立地する他、阿知和地区工業団地(仮称)の整備計画が進んでいる。
 同地区は、ICの必要性が確認できる準備段階調査箇所として7月21日に選定され、これを受け関係機関で構成する準備会を立ち上げた。準備会は、国土交通省名四国道事務所の宮林克行計画課長を会長に、愛知県建設部や愛知県警察、NEXCO中日本、岡崎市、岡崎商工会議所からの担当者で構成。内田康宏市長は「周辺工業団地からのアクセス向上が期待でき、物流の効率化や観光促進、地域のにぎわい創出につなげたい」とあいさつした。
 第1回準備会では、全体的な事業スキームなどについて説明や意見発表などを行った。その中で、スマートICの主な効果として、工業団地など産業拠点からのアクセス向上により物流コスト削減から生産性向上など、物流の効率化が図れる他、隣接する各ICなどに集中する交通の分散化、慢性的な渋滞緩和への期待を挙げた。また、IC増設に伴う緊急輸送道路へのアクセス向上など、防災上のメリットを指摘した。
 同市では現在、中日本建設コンサルタント(名古屋市)で予備設計を進めており、準備会をはじめ関係機関との連携、整合を図りながら、早期事業化を目指す方針だ。

提供:建通新聞社