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建通新聞社四国
2017/10/03

【香川】中央測建に 小田浦漁港中間育成機能保全

 香川県農政水産部は小田浦漁港(さぬき市小田)の中間育成施設の機能保全計画を策定するため、同業務を中央測建(高松市)に委託した。納期は2018年3月23日。
 同施設は中間育成池1万5000平方b(水深約1・5b、72b×70b×3面)、水門3基、取排水ポンプ2式(強制換水)、消波堤50bや管理施設(事務室、作業室、冷却水槽2基)などで構成。クルマエビやヒラメなどを対象にした栽培漁業で、放流種苗の大型化や優れて健全な種苗の放流に対応するため、大規模中間育成施設を造成した。
 近年、施設の老朽化が著しく、機能保全計画策定の中で目視診断などから施設の健全度評価を行い、劣化の著しいAランク評定から優先的に維持修繕工事に取り組む。本年度計画を策定し18年度にA判定分から国に予算要求することから、維持修繕工事は早くても19年度以降となる見通しだ。また計画期間は17年度からおおむね50年を見込む。
 水産物供給基盤機能保全事業で県管理と市町管理の機能保全のための調査や、長寿命化計画に沿った維持修繕などに着手してきた。
 県内92漁港のうち、16年度までに55漁港が国の補助と市町の単独費などにより機能保全計画を策定済み。17年度にさぬき市が白方地区と泊地区で必要な調査診断と計画を策定する。
 一方、計画策定済みの高松地区では、高松市が物揚場の防食を整備。坂出市が物揚場での維持修繕工事着手前の測量試験を進めている。宇多津町は北浦地区の物揚場で維持修繕工事に着手する。

提供:建通新聞社