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建設新聞社
2017/10/03

【東北・山形】戸田建設・松田組JVを特定、ECI方式 置賜南陽病院の改築工事プロポ

 山形県の置賜広域病院企業団(中山順子企業長)は、9月29日に公募型プロポーザル方式による公立置賜南陽病院改築工事の工事請負業者の選定を行い、最高得点の戸田建設・松田組JVを第1優先交渉権者に特定した(そのほかの参加者等は非公表)。
 同工事は設計・施工に関してECI方式を採用しており、今後、基本・実施設計を担当する佐藤総合計画と協力しながら実施設計を共同作成し、来年5月に正式契約を行う。
 南陽病院は公立置賜総合病院のサテライト医療施設として位置付けられた病院で、1968年に山形県南陽市宮内1204地内にRC造4階建て延べ1万1076平方b規模で建設された。置賜総合病院で急性期治療を終えた患者の受け入れ、外来診療や人工透析を実施するなど地域医療の中核を担っている。
 改築計画は、建設から45年以上が経過し施設の老朽化が進んでいることや、団塊の世代が後期高齢者になる将来の医療環境を見据えて、敷地内北側で改築するもの。現病院解体工事を含む工事費の総額は14億円以内(消費税別途)を試算している。
 新病院の規模は、RC一部S造2階建て、延べ3700平方bを想定しており、病床数は現在と変わらず50床を確保する。また、地産地消の観点から地元産の木材を施設設計の中に取り入れる方針だ。駐車場は約140台分確保する。
 工事の着工は2018年6月上旬、完成は19年4月中旬を予定しており、順調にいけば同5月上旬に新病院が開院する見込みだ。既存の建物については開院後に解体するとしている。

 提供:建設新聞社