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建通新聞社(東京)
2017/10/04

【東京】都 深沢高校1・1万u規模で改築へ

 東京都教育庁は、老朽化・狭隘(きょうあい)化している深沢高校(世田谷区)を延べ床面積1万1000平方b規模に建て替えるとともに、歴史的建造物である清明亭を保存活用する。既存建物を最適な施設の配置や校舎・体育館の規模、仮設校舎設置の必要性、施工手順などを検討するため、基本計画作成作業をシィー・ディ・シィー(千代田区)で開始した。年度内に成果を得て、2019年度以降に基本設計を委託する。
 深沢高校(世田谷区深沢7ノ3ノ14、敷地面積1万7061平方b)の既存建物は▽管理教室棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ3513平方b)▽普通教室棟(同造3階建て延べ2808平方b)▽特別教室棟(同造2階建て延べ934平方b)▽清明亭(木造2階建て延べ238平方b)▽体育館(鉄骨造平屋1706平方b)―などがある。いずれの建物も築後40年以上が経過しえ老朽化し、設備も陳腐化しているため、清明亭を除いて建て替える考えだ。
 生徒数の増加に対応するため、現在の16学級を24学級(全日制普通科高校で各学年8クラス、定員960人)に増やすことから、建物の必要規模を普通教室(校舎棟)9088平方b、体育関連諸室2522平方bの計1万1610平方bに設定。校舎棟に▽普通教室▽職員室▽会議室▽保健室▽講義室▽物理室▽化学教室▽生物室▽被服教室▽美術室▽音楽室▽視聴覚室▽図書室―などを、体育関連諸室として▽体育館▽柔道室▽剣道場▽トレーニング室▽付属室―などを配置する。
 1931年に完成した歴史的建造物である清明亭については、今後も貴重な財産として活用し、茶道部による利用や地域住民への開放を検討する。

提供:建通新聞社