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建通新聞社(中部)
2017/10/06

【三重】味の素が四日市市などに新工場

 味の素(東京都中央区京橋1ノ15ノ1)は9月29日、国内の調味料と加工食品の生産体制再編と、新工場建設による拠点の集約化を行う方針を明らかにした。2019年4月をめどに新会社を設立し、現在5カ所に分散している工場・事業所を3カ所に集約。これに併せて、三重県四日市市の拠点と、川崎市川崎区の拠点に新工場を建設する。これらに伴う設備投資額は総額400億円を見込んでいる。
 再編の対象となるのは▽味の素東海事業所・クノール食品中部事業所(三重県四日市市日永1730他)▽味の素パーケージング関西工場(大阪府高槻市下田部町2ノ7ノ1)▽味の素川崎事業所・味の素パッケージング関東工場(川崎市川崎区鈴木町1ノ1)▽クノール食品川崎事業所(川崎市高津区下野毛2ノ12ノ1)▽クノール食品東海事業所(静岡県島田市大柳1177ノ1)―の5カ所。これを、四日市市(味の素東海事業所内)、川崎市川崎区(味の素川崎事業所内)、静岡県島田市(クノール食品東海事業所)の3カ所に集約する。
 新工場は、四日市事業所と、川崎事業所に建設。ICTや自動化などの先端技術を活用し、最新鋭の工場を整備する。設備投資額は、四日市事業所に約150億円、川崎事業所に約250億円を投入する見通しだ。再編のスキームや、新工場の具体的な内容は「これから検討する」段階。四日市の新工場完成は19年度下期を想定している。

提供:建通新聞社