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鹿児島建設新聞
2017/10/16

【鹿児島】肝属郡医師会立病院・基本構想/約130床、建築費は24.8億円

肝属郡医師会立病院 肝属郡医師会立病院(M畑和人院長)は、老朽化している現施設の更新に向けた基本構想を策定した。新病院は移転・新築を前提とし、将来的には老健施設の併設も視野に入れる。また、医師会単独での再整備は、経営資源の観点から困難なため、国や県、錦江町、南大隅町との協力が不可欠としている。着工は2020年度を目指す考えで、既存施設解体費や用地取得費等を除く概算事業費は約34億5000万円を見込む。策定業務はアイテック(本社・東京都)が担当した。

 現病院の場所は、錦江町神川。旧館棟は35年、新館棟は25年が経過して老朽化が進んでいる。さらに設備の維持費もかかり、動線が悪いため、16年6月に基本構想策定委員会(20人で構成)を設置して協議を進めていた。
 方向性は、現病院敷地に隣接する地域は「土砂災害警戒区域」に指定されており、敷地内での再建は困難。医師会単独での再整備は、経営資源の観点から困難でへき地医療に対する行政の協力が必要と結論付けた。課題には、建て替え資金難に対して、自治体病院並みの支援を受けられないか、経営形態の見直しなどを挙げている。
 今後のスケジュールは、17年度を基本計画としているが、未着手の状態。18年度に基本設計、19年度に実施設計、21年度完成、22年度の開院を予定。概算事業費の内訳は、設計費1億1075万円、建築工事費24億8181万円−など。移転場所が決まっていないため、用地取得費や造成費等は含まれていない。


■老健施設併用か

 現施設の敷地面積は9844u、建物規模はRC造4階建9531u(一般病床161床、療養病床36床)、敷地内駐車台数は1411台。隣接地には老人保健施設みなみかぜを併設している。
新病院では、強みのある疾患の急性期と需要増が見込まれる回復期に焦点を当て、地域密着型の病院として医療を提供。病床規模は、一般44、地域包括ケア10、障害者40、療養36の130床程度として、一般病棟を中心に必要に応じて「地域包括ケア病床」を整備する。

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