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鹿児島建設新聞
2017/10/18

【鹿児島】垂水市「南の拠点」PFI事業/5.9億円 南日本総合サービスGに/設計は東条、施工は豊明・秀

南の拠点整備2南の拠点整備 垂水市は、PFI事業(BTO方式)で実施する南の拠点整備(B棟)の公募型プロポーザルの結果、事業候補者を鹿児島総合企業体グループに決定した。9月議会での議決を経て本契約を結ぶ見込みで、早ければ10月にも実施設計や造成に着手する。
 同グループは、南日本総合サービスを代表企業に、東条設計、豊明建設、秀建設、リニューアブル・ジャパン(自然エネルギーの計画・設置・維持管理)の構成員4社と、テナント管理やイベント企画、顧客対応窓口の運営等を行う協力企業の垂水未来創造商社で構成。応募は1グループのみで、提案価格は5億9405万5000円(税込み)だった。
 事業用地は、浜平字中村2036-6外。建物規模はS造2階建1461u。1・2階にレストランと厨房、ホールを設けるほか、1階にマルシェ(物産館)、キッチンスタジオ、チャレンジショップ、テナントブース、事務所等、2階に展望デッキを整備する。
 選定に当たっては、学識経験者等の外部委員と内部委員より構成する選定委員会で審査を行い、地域経済の活性化の実現を重視。同グループの提案は、地域貢献に関する事項が具体的で実現性があり、特に、キッチンスタジオや販売スペースの確保、地域資源の付加価値向上など、民間視点によるアイデアが施設全体の魅力アップにつながることが高い評価につながった。
 施設の引き渡しは、2018年7月を予定している。