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鹿児島建設新聞
2017/10/25

【鹿児島】県、マリンポート22万t級岸壁/水深は12m見込む

 県は、マリンポートかごしまで22万t級クルーズ船に対応する新たな岸壁の整備に向け、鹿児島港港湾計画の一部変更を行う。航行安全度検討や環境影響調査等を行い、国等と協議しながら実施。岸壁の水深は12mが必要で、事業主体はまだ決まっていないが、他県の事例から直轄による整備が見込まれる。
 国では、北東アジア海域をカリブ海のような世界的なクルーズ市場に成長させ、クルーズ船の寄港を生かした地方の創生を図る施策を進めている。そのため、「訪日クルーズ旅客を2020年に500万人」とする目標を掲げ、各県の港湾施設の整備を支援している。
 クルーズ船は17年に、過去最高となる約120回の寄港が見込まれ、予約が重複しているケースもある。今後、日本に寄港している船舶で最大となる16万t級の受け入れに向け、係船柱6基(150t型)と防舷材8基(空気式、直径2.5m)を設置し、18年度初めの受け入れを始める。

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