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建通新聞社(中部)
2017/10/16

【愛知】県 都計福岡線 18年度新規事業化へ

 愛知県建設部は、都市計画道路福岡線の整備で、岡崎駅南土地区画整理事業の区域南境から県道安城幸田線までの区間について、2018年度の新規事業化を目指している。事業化に当たり、都市計画の変更が必要となるため、17年度中に都市計画の変更を決定する予定だ。
 福岡線は、岡崎市の南西部を南北に縦断する都市計画道路。都市計画道路岡崎刈谷線と都市計画道路衣浦岡崎線を結ぶ2車線の幹線道路として計画されている。岡崎刈谷線から、JR岡崎駅の南西で事業中の岡崎駅南土地区画整理事業区域の北境までの区間については、すでに整備済み。また、同土地区画整理事業の区域内については、土地区画整理組合が北から順次整備を進めている。
 土地区画整理事業区域の南境から県道安城幸田線までの区間は県が整備を担当する。延長は640b。事業化に当たり、県道安城幸田線との交差点部に右折レーンを設置するため、現行の計画では16bとしている幅員を拡幅する都市計画の変更が必要となる。同部は都市計画の変更について、8月に地元説明会を開いた。17年度内の都市計画決定に向けて手続きを進めている。18年度の新規事業化を目指しており、交付金事業となるため、国との調整も行っている。
 18年度は、都市計画事業の認可を取得した後、用地買収に必要な調査を進める予定だ。
 JR岡崎駅周辺では、学校法人藤田学園が、藤田保健衛生大学岡崎医療センターの建設を計画。18年度から工事に着手し、20年度に開院する予定となっている。福岡線は、幸田町方面や岡崎市南部地域から同センターへのアクセス向上のために重要な路線となる。

提供:建通新聞社