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日本工業経済新聞社(茨城)
2017/10/18

【茨城】古河市が上辺見保育所移転で電気と機械を11月にも

 古河市は上辺見保育所移転・改築事業の電気設備工事と機械設備工事を、早ければ11月にも公告する。公告済みの建築工事とあわせ、12月市議会に契約議案を諮りたい考え。議決後、建築工事は来年1月、設備工事は3月に着工し、10月の本体完成を目指す。その後、外構工事を行い、2019年4月に開所するスケジュールだ。
 現在の上辺見保育所(上辺見2369)は1972年に建てられたもので、規模はS造平屋、821u。老朽化が進行しているほか、過去2回の増築によって各室機能に問題が生じている。
 安全な保育環境を確保するため、保育所の西側約100mに位置する旧古河赤十字病院跡地(A1万2930・51u)へ移転・改築する。
 新園舎は同跡地東側の7590・39uを用地とし、S造平屋、1747uを想定。主要な諸室として、0〜5歳児までの各保育室を設けるほか、事務室、遊戯室、調理室、多目的保育室を整備する。改築に際し、定員を120人から180人に増員する。基本・実施設計はつくば建築設計事務所梶i龍ケ崎市)がまとめた。
 10月4日には建築工事の一般競争入札を公告。参加資格要件は市内に本店が所在する単体企業で、建築特AまたはA等級の認定を受け、建築一式工事の特定建設業許可を有することなど。予定価格は4億5141万円(税抜き)。参加申請書の受付期間は10月20〜24日で、開札は同月31日を予定している。設備工事は電気と機械の2件分離で発注。外構工事についても別途発注する。
 概略工程表によると、2018年1月に本体工事、3月に電気設備工事と機械設備工事にそれぞれ着手。18年10月の本体完成後、翌11月から外構関係の造成工事に入る。19年3月の竣工を目指していく。
 本年度当初予算には2カ年継続費7億6341万1000円(17年度=3億536万5000円、18年度=4億5804万6000円)を措置している。
 なお、旧古河赤十字病院跡地西側については、暫定的に駐車場(砂利敷き)として利用する方針。
 将来的には、児童館機能などを備えた複合施設(2階建て、延べ2300u程度)の整備を検討していく。