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建設経済新聞社
2017/10/20

【京都】美濃幸南側にS旅館新館計画 延1436u、12月に着工予定

 SCG44特定目的会社(取締役山ア亮雄氏、東京都港区虎ノ門4丁目1−28虎ノ門タワーズオフィス20階)は、京都市東山区に「(仮)S旅館新館」新築を計画している。施工業者は未定。
 計画によると、京都市東山区下河原町通八坂鳥居南下ル上弁天町446他の既存木造家屋を解体した跡地の敷地552・64uに、RC造地下2階地上3階建、延1436・27uの旅館を新築する。客室数は12室。建築物の高さは11・8m。
 着工予定日は12月1日。営業開始予定日は30年11月1日。
 設計は魚谷繁礼建築研究所(京都市下京区・075−361−5660)。
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 SCG44特定目的会社は、S旅館新館の建設予定地の北側隣接地に所有する旧料亭「美濃幸」の建物について旅館への用途変更を計画している。
 諸準備が整えば10月中にも着工する予定。30年6月頃の完成、同年9月頃の開業を予定する。
 京都市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例を適用し、建築基準法の適用除外の指定を受け、料亭から旅館へ用途変更し、保存活用を進める。
 所在地は京都市東山区八坂鳥居前南入清井町480他で敷地781・69u。用途地域は商業地域(指定建ぺい率80%、基準容積率400%)。地域地区等は12m第4種高度地区、歴史遺産型美観地区、近景デザイン保全区域。
 料亭「美濃幸」の現在の建物は大正後期から昭和初期頃にかけて建てられた数寄屋風の外観意匠を継承する建物。入口は通りに面した東側にとり、奥に向かって雁行型に棟を設け、それぞれ座敷・次の間を配する構成。座敷は室ごとに床まわり等の意匠を変えており、ほら貝の間やひょうたんの間など数寄に富み、技巧を凝らした座敷が大小13ある。特に2階南側の18畳2室から成る大広間は巴型に板を張った天井、琵琶床を備えた床、楕円形の円窓などの意匠を用いている。
 現在の規模はW造2階建、延866・78u(建築面積500・19u)。
 用途変更後の規模はW造2階建、延850・45u(建築面積507・90u)。建築物の高さは9・06m(軒の高さは8・15m)。客室数は10室(定員2人×1室、定員4人×9室の合計38人)。
 座敷や床の間などの既存の空間構成や仕上げをなるべく生かしつつ、水回り等の新設に伴う間取りの変更を行う。建築当初はなかった屋根を撤去(減築)の上、塔屋を設置。旅館として必要な事務等の機能を確保するため部分的に増築を行う。
 火災や地震に対する安全性を向上させる。スプリンクラー設備、自動火災報知設備と連動した非常通報装置、警報ランプ、非常用照明などを設置する。耐震改修では土壁の増設、既存構造部材の腐朽・破損部分の材料交換による健全化、一部屋根の葺き替えによる葺き土の撤去を行う。