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日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/10/03

【埼玉】埼建協が若手社員フォローアップ研修開催

 埼玉県建設業協会(星野博之会長)は、富士教育訓練センターの協力を得て、伊奈町内宿台の県民活動総合センターで、9月28日から1泊2日の若手社員フォローアップ研修を開催した。27社から97人が参加。企業での社員教育の不十分な面を補う受け皿として、4月に実施した新入社員研修を受講した人たちを対象に、若手の育成と定着促進を目的に実施。集団行動を通じて、社会的ルールを身に着けるとともに、コミュニケーション能力や問題解決能力を養う訓練を行った。
  開講式で中村英元労働委員長は「ここに来たということは、自分の意志を尊重して来られたということだと思います。この自分で決めた意思、そして掴んだ機会を、ぜひとも有効な時間として過ごしていただきたいと思います」と激励の言葉を贈った。
  入社から半年を迎える時期に、慣れから気持ちの緩みが生じたり、疑問や不安を抱く新人は多い。これまでの仕事や経験を振り返る機会をつくり、やる気を高め、必要なスキルを学ぶ場として、社員の離職防止にも大きな効果が認められている。
  1日目の講師は花輪孝樹氏。人間力の向上のための取り組みとして、企業人としての行動力について指導。礼節マナーでは社風や品位の源流などについて説明を受け、応用の仕方を学んだ。グループに別れてのコミュニケーション活性法では、話す力、聞く力、質問する力の活用法を習い、グループ研究では、『交流から自己啓発へ』をテーマに課題に取り組んだ。
  2日目は、花輪氏と加賀美武氏が講師を務めた。朝礼で指差呼称、あいさつ訓練を行い、朝食後、建設業に従事する者の心構えを徹底して身に着けた。グループ演習では行動思考訓練として、多角的な発想に基づく問題解決能力の養い方を学び、実践演習では人間力向上への決意として、あすからの歩みを具現化するために行動計画を策定した。
  参加者は研修のまとめとしてレポートを提出。その後、閉講式で修了証が授与された。