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北陸工業新聞社
2017/10/26

【富山】富山市、大和ハウス/豊田にモデル街区/公民連携エコタウン誕生

 大和ハウス工業が事業者となって進めてきた「富山市セーフ&環境スマートモデル街区整備事業」のオープニングセレモニーが25日、完成した豊田公民館で開かれ、環境配慮型の居住モデル街区の誕生を祝った。
 同事業は、豊田本町1丁目の旧豊田小学校跡地約8487平方メートルに、公民館や地区センター、図書館分館からなる公共施設と豊田保育所、住宅街区を一体的に整備するもの。市との公民連携(PPP)事業で公共施設を建設し、市に売却。住宅街区は戸建て21棟を分譲する。公共施設と住宅街区の防災連携や、環境技術による省エネルギー・省CO2を目的としたまちづくり。街区内の公園は蓄電池や防災備蓄倉庫、防災パーゴラ(日陰棚)などを備え、市内で初めて災害対応機能を完備。太陽光発電所も設け、発電した電力は公園内の蓄電池に蓄えられ、平常時は公園施設の電力に、災害時には非常用電力として活用するなど、安全・安心の住環境とした。
 セレモニーでは、森雅志市長が「交通の利便性も高く、環境に配慮した質の高い居住環境が整備され、全国のモデルになれば」、同社の太田尚典富山支店長が「街全体でのエネルギー消費がゼロになる『ネット・ゼロ・エネルギー・タウン』を目指していく」と述べた。地元青年団の獅子舞も披露され、モデル街区のオープンを祝った。

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