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建通新聞社
2017/11/01

【大阪】インテックス大阪の在り方 10万uが妥当

大阪市は、南港コスモスクエアにあるインテックス大阪(国際見本市会場)について、必要となる機能や規模など、同施設の今後の在り方を検討している。
 市では今年7月、有識者からなる検討会議を設置。計3回の会議を開き、今後の施設整備の方向性を議論してきた。この中で、大阪における国際見本市会場に必要な展示面積はおおむね10万平方b程度とし、現インテックス大阪の約7万平方bに2万〜3万平方bを追加整備することが妥当とした。加えて、展示会場だけではなく、国際会議場を併設するオールインワン型のコンベンションコンプレックスが施設の有効活用を図る上で必要とした。
 また、機能面に関しては、アジアナンバーワンのMICEセンターを目指し、多様な主催者ニーズに対応できるような、多機能で他施設との差別化が図れる特徴的な施設整備が必要とした。
 インテックス大阪は、開業後30年以上が経過し、機能的な老朽化が進んでいる。また、国内の見本市が首都圏、特に東京ビッグサイトに一極集中している現状を踏まえ、大阪・関西に強みがあるIoT、AI、ドローン、ロボット、ライフサイエンスなどをキーワードとした施設整備が求められている。市では今後、整備・運営の収支バランスなどを含め、詳細を詰めていく考えだ。