トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2017/11/01

【京都】北陸新幹線(敦賀−大阪間) 鉄道・運輸機構が詳細調査 京都府は課題整理等調査へ

 京都府は、北陸新幹線(敦賀−大阪間)ルート開通の実現に向けた課題などを整理するため調査に入る。
 福井県敦賀以西ルートは、敦賀−京都間が昨年12月に小浜京都ルートに決定。京都−新大阪間が今年3月に京田辺市を経由する南回りルートに決定した。
 東海道新幹線の南側を通る南回りルートは、京都−新大阪間に中間駅(JR片町線(学研都市線)松井山手駅付近)を設置し、JRと接続する。建設延長は約143q、概算建設費(28年4月価格)は約2兆1000億円、想定工期は15年(43年着工を想定)。所要時間は敦賀−新大阪間が約44分、福井−新大阪間が約55分、金沢−新大阪間が約1時間20分、運賃は福井−新大阪間が5700円、福井−新大阪間が6460円、金沢−新大阪間が8740円。B(総便益)/C(総費用)は約8500億円/約8100億円の1・05。
 ルート決定を受け、建設主体の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構において、更に検討の深度化を図り実現可能なルートを選定するため、駅・ルート公表に向けた詳細調査が進められている。
 京都府は、29年度の運営目標で「北陸新幹線の府域における課題や経済効果を調査・検証。便益に対する費用負担のあり方検討実施」を掲げており、敦賀−大阪間ルートイメージ図や既実施の整備新幹線や鉄道に係る環境アセスメント関連資料等の既存資料をもとに、敦賀−大阪間ルート開通の実現に向けた課題、課題に対する解決策の事例を整理するとともに、関係者等と協議・調整するための資料をとりまとめる。
 課題としては、騒音や振動など環境や景観のほか、トンネル建設工事における技術的課題(施工方法、施工ヤードの確保、残土処分等)、トンネル建設工事(特に長大山岳トンネル工事)における技術的課題、高架橋工事、用地買収等、京都丹波高原国定公園(特に貴重種の動物−植物)における課題などを想定している。
 府は10月30日、課題調査業務を指名競争で通知。11月9日に開札し担当業者を決める。工期は30年2月28日まで。