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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/07

【山梨】甲府笛吹線小石和工区は北側へ拡幅、歩道設置 県峡東建設

 県峡東建設事務所は、主要地方道甲府笛吹線小石和工区の改築を計画している。北側へ拡幅して歩道を設置する予定で、西側で見込まれる新山梨環状道路インターチェンジ(IC)整備が関わってくることから、同整備の進捗に併せながら事業を進めていく方針だ。
 同路線は、甲府市太田町を起点とし笛吹市八代町までのL7・6qを貫く。当該事業の対象となる渋川橋東詰から小石和交差点の区間の交通量は多く、特に朝の通勤・通学時には交通混雑が見られる状態。近隣の石和西小学校の通学路でもあり、児童の安全確保に懸念の声も上がっている。
 さらに、工区東には中央自動車道八代スマートICが整備され、西側には環状道路東部区間の(仮称)小石和ICの設置が想定されており、交通量の増大が見込まれている。
 事業区間の現道は車道5・5m(2・75m×2)、路肩1m(0・5m×2)で、南側にW1・2mの歩道が設置されている。この歩道は生かし、反対の北側に3m拡幅。路肩を標準の0・75m(×2)として2・5m幅の歩道を設置することにより、区間L160mにわたって全幅を10・7mとする計画だ。
 事前評価調書によれば、来年度からの6カ年の事業期間に総事業費約2億円を投入するとしている。
 しかし、交通量増の要因となる環状道路ICが同路線に接続となることから、新環状・西関東道路建設事務所が事業主体となる、ICおよび周辺道路の工事の進み具合を見ながらの施工が見込まれている。
 同事務所は、交付金を活用しての事業推進を想定しており、次の段階では詳細設計へ着手する考えだ。