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建通新聞社(中部)
2017/11/14

【愛知】愛知県体育館移転の調査 日本総合研究所で

 愛知県建設部は、愛知県体育館の名城公園北園への移転改築に向けて、新体育館整備検討調査業務を委託するため、簡易指名型プロポーザルを行った結果、日本総合研究所(東京都品川区)を特定した。新体育館の建物規模や配置計画などをまとめる。
 調査では、現在の体育館が果たしている機能や新体育館の整備に関する基本的な考え方(コンセプト)を踏まえ、新体育館の検討に必要な条件を洗い出す。新体育館に必要な機能・諸室、建物規模、新体育館の配置計画の他、法規制などへの対応を検討し、工程計画を練る。新体育館のコンセプトには、▽大相撲名古屋場所にふさわしい風格のある施設▽ピンポン外交など50年以上の愛知県体育館の歴史を引き継ぐ施設▽全国大会を常時開催できる施設▽アジア大会をはじめとした国際大会を開催できる施設▽全国レベルのコンサート・イベント・コンベンションなどの拠点となる施設―を挙げている。
 愛知県体育館の移転改築に向けた調査費は、9月補正予算で計上したもの。現在の愛知県体育館は名古屋城二之丸地区にあるため、城を管理する名古屋市から移転を求められていた。これを受けて県は、名城公園北園への移転を検討する方針を固め、名古屋市も名城公園北園への移転に向けて協議する考えを示していた。愛知県体育館は、2026年のアジア競技大会の競技会場となっているため、それまでに完成させたい考えだ。
 現在の体育館は、第一競技場が鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て、第二競技場が同造2階建てで、延べ床面積は合計1万7240平方b。

提供:建通新聞社