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建設経済新聞社
2017/11/15

【京都】学園大の工学部開設見据え 地区計画の変更を計画

 京都市は、太秦安井山ノ内地区地区計画について、御池通南側のA地区の変更を計画。今後、説明会など手続きを進める。
 当該地区は25年3月末に廃止した山ノ内浄水場跡地の一部。学校法人京都学園が京都学園大学の工学部及び大学院工学研究科の開設を構想しており、京都太秦キャンパスの南側に新棟を建設する計画している。
 グローバル化社会と駆動技術分野に対応した先端的な工学部及び大学院工学研究科を設置する計画で、入学定員は▽工学部=最大200人(留学生が半数程度(予定))▽工学研究科=最大100人。校舎建設時期は30年度〜31年度、開設時期は32年4月。
 今回地区計画を変更するのはA地区の面積約3・7f。
 オープンスペースや緑地の確保により潤いのある空間を創出するため、広場(約2810u)、緑地(約1830u)、緑道(約2460u)を配置する。
 周辺に対する建築物等による圧迫感を軽減するため、西高瀬川からの壁面後退位置を1mから10mに、隣地境界線からの壁面後退位置を2mから10mに変更する。ただし隣地境界線上において御池通の境界線から110m以内の区域は2mとする。
 御池通から110m、西高瀬川から10m、20m及び145mで囲まれる区域は、建築物等の高さの最高限度を31mとする。それ以外の区域は20mとする。ただし塔屋等で、屋上部分の水平投影面積の合計が建築面積の1/8以内のものには4m(20mの区域内は3m)を限度に建築物の高さに算入しないこととする。また20mの区域は、周辺との調和を図り、良好な景観を形成することを目的として屋上に設ける工作物であって、一定の要件を満たすものは3mを限度に建築物の高さに算入しないこととする。
 地区計画の変更原案について市は11月20日に説明会を開催する。その後、美観風致審議会に諮るなどし、都市計画審議会の審議を経て、都市計画決定する。