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建通新聞社(中部)
2017/11/22

【岐阜】中津川で道路メンテナンス技術集団による橋梁診断実施

 国土交通省中部地方整備局は11月20日、道路メンテナンス技術集団による中津川市管理橋梁の直轄診断を行った。この取り組みは中部地方整備局管内では初となる。中津川で国交省橋梁直轄診断
 対象橋は、中津川市坂下地内に架かる乙姫大橋。2011年度に市が行った点検で耐候性鋼材に層状剥離を伴う腐食が見つかり、市単独での補修が難しいことから地方整備局、国土技術政策総合研究所、土木研究所の職員らで構成する道路メンテナンス技術集団による技術的な助言を受けることとなった。
 当日は中部地方整備局の西村栄司道路保全企画官ら13人の道路技術集団メンバーが参加。青山節児中津川市長と共に鋼材の腐食箇所を近接目視で調査した。
 今回の診断では橋の安全性に問題はないとしたが、さらに過去の点検結果の調査や橋全体の詳細な点検を行った上で、修繕方法について18年2月末をめどに市に報告する。
 国交省による直轄診断は、各市町村が管理する橋梁やトンネルなどの道路施設について、構造が複雑なものや著しく損傷している施設に限り、国が道路メンテナンス技術集団を派遣し修繕方法などの技術的な助言を行うもの。14年度から行っており、これまでに全国で8橋の診断を行った。

提供:建通新聞社(2017/11/22)