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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/24

【山梨】復旧治山12事業、林道1事業実施へ

 県森林環境部は、公共事業評価会議を開き、事前評価として復旧治山12事業、林業専用道開設1事業について、実施すると評価した。それぞれ2018年度の事業着手を目指す。そのうち、大月市の「岩殿山」(賑岡町岩殿)と「沢上沢」(賑岡町浅利平石)では、本年8月の台風により山腹が崩壊したため、土砂流出防止対策として山腹工、谷止工を整備する。
 事前評価を行ったのは、総事業費が1億円以上の新規事業。新規事業の評価は、事業の実施の可否を評価したもので、事業名や全体計画などは、予算が確保されているものではなく、確定はしていない。
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 事業実施と評価した箇所と工事概要は次のとおり。
 【復旧治山事業】
 ◆白沢南沢(しらさわみなみさわ。韮崎市神山町鍋山)=土砂流出対策として、かさ上工2基、山腹工A0・45hを実施する。整備期間は18年度〜21年度。総事業費は1億9500万円。
 ◆雨鳴山(あまなりやま。南アルプス市秋山)=土砂流出防止対策として、谷止工4基を整備する。整備期間は18年度〜21年度。総事業費は2億4000万円。
 ◆萩行沢(はぎょうさわ。北杜市武川町牧原)=土砂流出対策として、谷止工3基、かさ上工1基を整備する。整備期間は18年度〜21年度。総事業費は2億円。
 ◆白張沢(しらばりさわ。山梨市牧丘町牧平)=土砂流出対策として、谷止工4基を整備する。整備期間は18年度〜20年度。総事業費は1億4000万円。
 ◆大舟沢右支流(おおふなさわうしりゅう。笛吹市御坂町上黒駒)=土砂流出対策として、谷止工4基を整備する。整備期間は18年度〜20年度。総事業費は1億1000万円。
 ◆コテ沢(こてさわ。甲州市塩山上萩原)=土砂流出対策として、谷止工3基を整備する。整備期間は18年度〜20年度。総事業費は1億5000万円。
 ◆大蔵沢支流(おおくらさわしりゅう。甲州市大和町田野)=土砂流出対策として、谷止工8基、森林整備A5・48hを整備する。整備期間は18年度〜21年度。総事業費は2億円。
 ◆南沢川(みなみさわがわ。南部町上佐野)=土砂流出対策として、谷止工8基、山腹工A0・15hを整備する。整備期間は18年度〜22年度。総事業費は2億3000万円。
 ◆堂谷指(どうやさし。富士吉田市小明見)=土砂流出対策として、流路工L0・2q、谷止工1基を整備する。整備期間は18年度〜20年度。総事業費は1億円。
 ◆岩殿山(いわどのさん。大月市賑岡町岩殿)=山腹崩壊箇所の復旧対策として、山腹工0・6h、谷止工1基を整備する。整備期間は18年度〜19年度。総事業費は1億1000万円。
 ◆沢上沢(さわがみさわ。大月市賑岡町浅利平石)=山腹が崩壊し下流に土砂が流出したため、土砂流出防止対策として山腹工0・49h、谷止工1基を整備する。整備期間は18年度〜20年度。総事業費は1億1500万円。
 【林業専用道開設事業】
 ◆赤石高下1号支線(あかいしたかおりいちごうしせん。富士川町小室ほか)=林業専用道開設L2000m、W3・5mを整備する。整備期間は18年度〜23年度。総事業費は1億8000万円。