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建設新聞社(長崎)
2017/11/28

【長崎】MICE整備・運営 九電工グループを優先交渉権者に

長崎市 長崎市交流拠点施設整備・運営事業
   施工構成員は鹿島・上滝・谷川・森美

 長崎市は24日、新長崎駅西側に計画している『(仮称)長崎市交流拠点施設整備・運営事業』の優先交渉権者を、九電工グループ(代表企業:葛纉d工長崎支店)に決定したことを発表した。27日11月議会本会議開会時、田上市長が議会報告を行う予定。
 グループの構成は@葛纉d工長崎支店(MICE施設の建設業務及び運営業務、ホテルの建設業務)A鹿島建設葛繽B支店(MICE施設の建設業務及び設計業務)B鰹繿黶iMICE施設の建設業務)C樺J川建設(同)D叶X美工務店(同)E潟Rングレ長崎営業所(MICE施設の運営・誘致業務及び維持管理業務)F日本管財葛繽B本部(MICE施設の維持管理業務及び運営業務)G鞄建設計九州オフィス(MICE施設の設計・工事監理業務)H鰹シ林建築設計事務所(同)I鰍iTBコミュニケーションデザイン(MICE施設の運営・誘致業務)J潟uリック(MICE施設の維持管理業務)K潟Gムエスケイ(MICE施設の運営・誘致業務、ホテルSPCへの出資)L潟Oラバーヒル(ホテルの運営)M東京キャピタルマネジメント梶iホテルSPCへの出資)―の14社。
 PFI法に基づき、MICE施設については、事業者が自らの提案をもとに施設の設計、建設を行った後、市に施設の所有権を移転し、事業者が独立採算で事業期間中に事業契約書に示される内容の運営・維持管理業務を行う方式BTO方式)により実施。ホテル、その他民間収益施設については、市と定期借地権設定契約を締結し、施設の設計から建設、運営まで事業者が独立採算で事業を行う。計画において市は、市の事業として建設する『MICE事業』の事業費を約147億円、民間事業者の事業として建設する『民間収益事業』の事業費を約220億円と見積もっていたが、今回の提案内容をみると、『MICE事業』提案価格は146億9955万6000円(施設整備業務費、開業準備業務費、消費税及び地方消費税)。民間収益施設に関する事業費公表は無かった。外観透視図―左からイベント・展示ホール、コンベンションホール・会議室、ホテル(三角の建物)。右奥がその他民間収益施設、手前が駐車場棟。
 整備内容の提案では『MICE事業』が「コンベンションホール」2720平方b(平土間・3分割利用可)、「イベント・展示ホール」3840平方b(平土間・2分割利用可)、「会議室」大中小25室・計2260平方b、「駐車場」300台。『民間収益事業』は、ホテル(ホテルブランド―ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ、ホテル名―(仮称)ヒルトン長崎(部屋数200室)のほか、ビジネスセンター、サテライトスタジオ、ショップ、地元有力企業社屋(検討中)等とした。民間収益事業は市が土地を貸し出す形で整備を実施。本紙取材によると、ホテル敷地は約3400平方b、その他収益施設が1300平方bの計4700平方bとなる。
 今後の予定としては、『MICE事業』が2018年2月に予算議案の提案、6月に事業契約議案等の提案、7月から19年4月をMICE施設の基本・実施設計期間とし、21年11月供用開始を目指す〔41年10月(20年間)PFI事業終了〕。
 『民間収益事業』については18年6月に契約締結、MICE 施設の供用開始時点までに民間収益施設も開業する計画(定期借地期間 50 年間)。ksrogo