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　福井県は福井市主計地区で、県営ため池等整備事業（大規模）農業用河川工作物応急対策事業として、農業用用排水施設事業を計画しており、現在、新規事業化に向け手続きを進めている。
　計画によると概算事業費は８億２０００万円。事業期間には１８年度から６カ年を見込んでいる。
　主計頭首工（徳尾町）は鋼製脚および木製桁で構成された井堰で造成後５０年以上が経過し、補修・補強対策により適正に保全管理されている施設ではあるものの、洪水時に適正に堰高を調整することができないなど、治水上の安全性が著しく低下している状態であることから、早急な対策が必要なのが現状。
　工事概要は頭首工一式＝鋼製起伏堰（ゴム袋体支持式）：堰高１・７メートル×堰長５３・２メートル、自動起伏装置、杭基礎工、魚道工、護岸・護床工、附帯工、仮設工、取壊工。