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秋田建設工業新聞社
2017/11/30

【秋田】来年度当初予算に本体建設費を要求/成瀬ダム建設事業

 東北地方整備局は、推進する成瀬ダム建設事業に関し、来年度の当初予算に本体建設費を要求している。予算が成立すれば速やかに契約する方針で、発注件数については複数件となる可能性もある。本体建設では、来年度から基礎掘削を2カ年ほどかけて行って32年度から堤体工等に着手し、35年度半ば頃までの工期で進める予定で、1期工事と2期工事に分けて契約する。
 同事業は、東成瀬村椿川地先に台形CSGダムを建設するもので、総事業費は約1,530億円。事業期間は昭和58年度から平成36年度までの予定。ダムの計画規模は堤高114.5m、堤頂長778.5m、堤体積4,760,000㎥、総貯水量78,500,000㎥。
 今年度は掘削や工事用道路、用地調査などの各種工事や業務のほか、WTO対象工事として白岩小沢地区整備工事(施工:大林組)やトクラ地区整備工事(施工:竹中土木)など頂部掘削や、赤滝地区工事用道路工事(施工:青木あすなろ建設)を推進している。
 今後は、本体建設について来年度から31年度までの2カ年で基礎掘削を行い、32年度から堤体工等に着手、35年度半ばまでの工期で進める。その後、試験湛水などを行い、36年度の完成を目指す。
 同局によると、国の予算制度上、1度の契約で5年までの予算措置しかできないことから1期工事と2期工事に分けて契約する方針。分割の方針について確保できた予算次第となるため現時点で未定。


提供:秋田建設工業新聞社