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建設経済新聞社
2017/12/01

【京都】福祉系3施設の一体化計画 30年度予算に設計費等要求

 京都市保健福祉局は、地域リハビリテーション推進センター(旧身体障害者リハビリセンター)、こころの健康増進センター及び児童福祉センターの福祉系3施設について、合築による一体化整備を計画。30年度は設計等の着手を目指す。
 保健福祉局は30年度当初予算編成で3施設一体化整備事業に9580万円を要求した。
 予算が採択されれば、建設予定地の地質や土壌汚染、ダイオキシン・アスベスト、埋蔵文化財の試掘に関する調査を行うとともに、一体化施設の基本設計・実施設計及び解体設計を行う考え。
 建設予定地は中京区壬生東高田町1−20他で敷地面積は現・京都市衛生環境研究所(市衛環研)4380uと元こころの健康増進センター跡地1590uを合わせた計5970u。建ぺい率は60%、容積率は200%。高さ制限は20m。
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 市は一体化整備基本計画に係る有識者ヒアリングにおいて、施設整備について建築可能面積は約1万1940uと想定し、3施設の現況面積は1万4772・5uあるが、「旧四条消防出張所、御前児童館と付属廊下等が不要」「古い中央方式空調に必要な熱源機械室が不要(機器の屋上設置化)」「廊下・機械室・トイレ・設備等3施設に共通するスペースが共用化で効率化可能」とし、現時点で約3100uの削減が見込めるとして、新施設の延床面積は延1万1680uと試算する報告を行っている。
 なお3施設一体化整備基本計画策定業務は東畑建築事務所(大阪市中央区)が担当。