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北陸工業新聞社
2017/12/09

【新潟】87億8000万円、延長8500m推進/下条川(加茂)河川改修は33年度完了/県土木部/堤防かさ上げを優先

 新潟県土木部河川整備課は1級河川信濃川水系下条川(下条川工区、布施谷川工区)広域河川改修で、残事業費87億8000万円を投じ、延長8500メートルの整備を行う。2033年度の完了を目指していく。
 信濃川水系下条川は高舘山に源を発し、加茂市下条、天神林地区内を貫流して谷川や加茂大平川、布施谷川を合流した後、信濃川に合流する流域面積15・5平方キロメートル。下条川では治水安全度10分の1(計画流量110立方メートル/秒)、布施谷川で10分の1(同30立方メートル/秒)を安全に硫化させ、浸水被害の解消を図るのが目的。
 全体計画によると、延長1万160メートル(下条川工区4880メートル、布施谷川工区5280メートル)、築堤38万8396立方メートル、掘削57万909立方メートル、護岸8万357平方メートル、橋りょう47橋、樋門樋管2基、揚水機場3基、堰1基、鉄道橋1橋、地盤改良工150メートル。このうち、残事業は下条川工区3720メートル、布施谷川工区が4780メートル、築堤7万5376立方メートル、掘削4万5492立方メートル、護岸4万5952平方メートル、橋りょう10橋、樋門樋管2基、揚水機場1基、堰1基、地盤改良工150メートルとなっている。事業個所は加茂市天神林から長福寺地内。
 今後については、下条川は下流区間の堤防かさ上げを優先的に実施し、その後に上流区間の河道拡幅を行う。一方、布施谷川が住宅等の浸水被害が発生している上流工区の捷水路整備を優先的に推進するとともに、引き続き下流区間の堤防余裕高分のかさ上げを実施していく。総事業費272億6100万円に対する進ちょく率は68%。

hokuriku