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北陸工業新聞社
2017/12/12

【新潟】残23億、用水路工など推進/佐渡農業競争力強化基盤整備/県農地部

 新潟県農地部農地建設課は、佐渡地区の農業競争力強化基盤整備(県営総合かんがい排水)事業に17年度以降、23億6300万円を投じて農業生産性の向上と農業経営の安定化を図る。
 総事業費は57億5100万円で、残事業は用水路工9261メートル、調整水槽一式、ファームポンド1カ所、揚水機場1カ所、水管理施設一式。事業費ベースの進ちょく率は58・9%となっている。
 佐渡地区は佐渡島中央部に広がる稲作を中心とした国仲平野(小倉ダム工区)と、果樹栽培が盛んな南部の丘陵地(外山ダム工区)を受益としている。ともに慢性的な水不足であり、排水の反復利用により必要量を補っていた。13年度完了の国営かんがい排水事業で築造された2つのダムから延びる幹線用水路の末端にパイプラインを接続し、各受益地へ導水・補給を行っていく計画。工法変更による総事業費の増、法線変更による工期の延長などを踏まえ、事業完了は21年度となっている。

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