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建設新聞社
2017/12/13

【東北・宮城】44.7億余で前田建設工業JVが落札/シールド内径4250oの石巻中央幹線

 日本下水道事業団東日本本部は12日、宮城県石巻市で東日本大震災を受けて整備する「石巻中央幹線管渠復興建設工事その2」を開札し、1落の44億7580万円、評価値63・997(加算点54(技術提案24点+施工体制評価点30)+価格点9・997)で前田建設工業・大日本土木・若生工業JVに決めた。入札者は同JVのほか、フジタ・新井組・大正建設JV、飛島建設・東急建設・橋本店JV、戸田建設・淺沼組・日本製紙石巻テクノJV、鹿島・佐藤工業・遠藤興業JVの5JVだった。
 石巻中央幹線は、市内最大の処理能力で計画している石巻中央排水ポンプ場に流入する幹線。経路は石巻工業高校付近を起点に石巻バイパスを経由し、市役所前の国道398号を南東方向に進み、旧北上川右岸で南に向きを変えて県道石巻港線に沿ってポンプ場に至る。全体延長は3850bで、代表内径は4250_b(上流部は3250_b)。設計は日水コンが担当した。
 今回の工事では泥水式シールド工法により、中瀬の西側周辺から上流に向かって発進し、市役所北西側付近までの延長1225bを当初契約分とする。石巻工高付近から市役所方面に向かって掘進する工事は随意契約を予定している。工期は2021年3月15日までとし、全体工期は約39カ月。なお、最下流の工区は近く公告予定のポンプ場本体の工事に含まれる見通し。
 総合評価は施工体制確認型総合評価方式・技術提案審査型としており、技術評価点24点を配点し、項目は@急曲線施工の品質管理Aシールドによる沈下対策と安全管理B発進基地周辺の環境影響低減の工夫−としていた。また、同日に開札した「渡波幹線管渠復興建設工事」と「北北上運河右岸第二幹線管渠復興建設工事」は保留となっている。

 提供:建設新聞社