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建設新聞社
2017/12/14

【東北・宮城】38.6億余で飛島建設JV/石巻市の渡波幹線

 日本下水道事業団東日本本部は、宮城県石巻市内の雨水幹線で12日に開札した「渡波幹線管渠復興建設工事」を1落の38億6070万円、評価値63・982(加算点54(技術提案24点+施工体制評価点30)+価格点9・982)で飛島建設・本間組JVに決めた。
 入札者は同JVと清水建設・大豊建設・遠藤興業JV、フジタ・大正建設JV、戸田建設・淺沼組・日本製紙石巻テクノJV、鹿島・鉄建・橋本店JVのほか、施工体制確認追加資料の提出なく無効が3者(東急建設・瀬崎組JV、鴻池組・あおみ建設・丸本組JV、奥村組・新井組JV)の計8JVで、前田建設工業・若生工業JVは辞退。
 東日本大震災を受けて整備する渡波幹線は、市内東部の渡波港に面した同市幸町に設ける渡波ポンプ場に流入する幹線。経路は万石浦中学校付近で国道398号を西側から横断し、万石町や渡波町を経由しながら南下してポンプ場に至る。全体延長は1596bで、代表内径は3250_b。設計は東京設計事務所が担当した。
 本工事では泥土圧式シールド工法によりポンプ場側から上流に向かって掘進する。赤堀調整池付近では推進工を予定しているほか、地盤改良や立坑、マンホール設置工を含む。工期は2020年9月30日まで。
 なお、同日に開札した「北北上運河右岸第二幹線管渠復興建設工事」は保留中。

 提供:建設新聞社