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建設新聞社
2017/12/14

【東北・宮城】ふるさとのまちサポートJVを選定/石巻市の優良建築物等整備事業一般業務代行者

 立町一丁目5番地区地権者会(宮城県石巻市立町1の3の29)は、宮城県石巻市中心市街地の立町1丁目5番地区で計画している優良建築物等整備事業の一般業務代行者の募集を行い、審査の結果、ふるさとのまちサポート(東京都港区)・まちづくりカンパニー・シープネットワーク(東京都千代田区)JVを選定した。募集には同者のみが参加した。
 立町一丁目5番地区は、石巻市の中心市街地で複数の商店街の結節点に位置し、石巻商工会議所などが立地している地域商業経済の中核を担ってきたエリア。東日本大震災で多くの建物が被災し、現在は空き家や空き地が増えている。
 このため、地域商業者などで構成する立町一丁目5番地区地権者会は、優良建築物等整備事業を活用した地域の新しい核施設の建設による市街地環境の改善を計画。建設場所は、旧石巻商工会議所跡地を含む石巻市立町1丁目5番地内の約3000平方bとし、ここにS造5〜6階建て、延べ7000〜8000平方bの複合施設を整備。健康と観光をテーマとし、宿泊施設をメーンに温浴施設、地権者などが入居する店舗で構成する。
 一般業務代行者は、事業推進のための支援・協力業務として▽補助金手続き▽保留床処分計画の提案および実行▽事務局業務補助▽事業収支・資金調達に対する支援業務―を実施。併せて▽事業計画作成▽地盤調査▽建築設計―も行う。業務の履行は2018年度中を予定している。
 その後、19年度前半に既存施設の解体に着手するとともに施工担当者を選定。早ければ19年末に着工し、20年度末までの完成を目指す。
 なお、ふるさとのまちサポート・まちづくりカンパニー・シープネットワークJVでは現在、石巻市内で▽中央二丁目3番地区A―1地区(RCおよびW造6階建て、延べ約1400平方b)▽同A―2地区(S造3階建て、延べ約2800平方b)▽立町一丁目3番地区(RCおよびW造5階建て、延べ約5000平方b)―の優良建築物等整備事業に係る一般業務代行者も担当しており、これら3地区の施設については来年度の着工を目指している。

 提供:建設新聞社