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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/12/14

【山梨】 県議会教育厚生委 富士北麓公園陸上競技場改修予算を可決

 県議会教育厚生委員会(望月利樹委員長)が13日に開かれ、12月補正予算案に計上されている「富士北麓公園陸上競技場等改修事業費」(1億2408万4000円)を可決すべきものと決した。
 改修費の予算内訳について、スポーツ健康課の前島斉課長が「大きく分けると屋内練習走路整備(走路と外構に伴う造成、外構)、陸上競技場および球技場の芝生全面張り替えの実施設計」と説明した。年明けにも走路、造成、外構工事と実施設計を発注する予定。
 続けて、前島課長は現在、屋内施設を建設中で「完成後に建物周辺の外構工事と建物内に約130mのウレタン走路を整備する経費に約1億1800万円。芝生の実施設計費は、約500万円」と詳細を述べた。
 ラグビーワールドカップのゴール基準が13m以上の物であるが、現在は13mに満たないので改修する。芝についても「東京オリンピック・パラリンピックやワールドカップにも対応できるよう、天然芝(球技場は中にスプリンクラー設置、芝の品種検討など)を最高基準にするために必要な経費」と強調した。
 白壁賢一委員は「設計費が高すぎるのではないか。プロポーザル方式を採用するなど予算を抑える工夫をすべき」と繰り返した。
 前島課長は「今後の発注に関し、コストを十分踏まえながら検討してまいりたい」と答えた。
 屋内練習走路建設建築工事は、ことし6月に公告し、富士急建設・川上建設JV、電気設備工事は佐藤電気商会が施工中。設計は三宅建築設計事務所が担当した。
 建築本体はW造平家建て、CLT工法、延べ1408・93u。屋根は瓦棒葺きカラーガルバリウム鋼板t0・4。外壁はCLT材のうえ木材保護塗料塗りとしている。