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日刊建設工業新聞
2017/12/15

【鳥取】国道179号はわいICアクセス道/湯梨浜町議会に計画を説明

 県中部総合事務所は13日、国道179号・はわいICアクセス道路の建設計画に伴う考えを湯梨浜町議会に説明した。基本的なルートは最も西側(天神川右岸)に2500b程度の道路を新設する案を10月に伝えており、現在進めている予備設計で「バイパスによってなくなる農道の機能を回復するなど、地元の意見を最大限に取り入れた道路計画」とすることを議会に説明した。
 アクセス道路は、山陰道はわいICに連絡する県道羽合東伯線から湯梨浜町田後の田後西交差点を結ぶバイパスとして計画しており、県と湯梨浜町が事業化に向けて準備を進めている。2014年度には既存道路の交通量推計調査などを実施。その後、今年10月までに3回にわたって「意見を聴く会」を開催し、地元から出される問題点や疑問に答えている。
 13日に開かれた湯梨浜町議会の総務経済常任委員会では、これまでに地元から出された「田後神社」「既存の農道への影響」「はわい長瀬地内で接続する県道羽合東伯線の交差点」について同事務所の考え方を説明した。田後神社については、西側のルートを採用した場合「参道が分断されることはない」と答えたほか、天神川右岸の農道は「バイパスのルートになるため、機能を回復する。案としては、バイパスの側道的な道路を整備することを考えている」「県道交差点の形状も交通安全に十分配した計画」にすることを説明した。
 同県土局計画調査課では、「来年2月にも第4回目の意見を聴く会を開催し、ルートを固める」と話しており、18年度中の都市計画決定に向けた準備を進める。

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