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北陸工業新聞社
2017/12/16

【石川】宝達志水町/武道館全面改修など/過疎地域自立計画を策定

 宝達志水町は、来年度から本格的に施策展開する「過疎地域自立促進計画」を策定した。計画期間は20年度までで、老朽化している宝達志水武道館の長寿命化対策に伴う全面改修や、宝達志水スポーツセンターの周辺整備などを盛り込んだ。
 同計画は、産業振興や交通通信体系、生活環境、福祉、医療、教育、地域文化、集落整備に関する事業を掲げている。町の総合計画や創生総合戦略、公共施設等総合管理計画、行財政改革大綱との整合性を図りながら、各施策に取り組む。
 押水総合運動公園にある武道館(2階建て延べ2382・78平方メートル)は築35年が経過し、屋根や外壁、内部などの劣化が進んでいる。このため全面改修により、長寿命化と利便性の向上を図る。今年度は設計に着手しており、業務は佐竹建築事務所が担当した。
 スポーツセンターは築41年が経過し、経年劣化が進んでいる。改修にあたっては、野球場やテニスコート、弓道場跡など施設周辺の一体的な整備も含め、計画を進める。
 ハード事業では、旧押水町民野球場の解体跡で検討する多目的グラウンド整備や、「のと里山海道」の米出インターチェンジから宝達志水総合体育館など運動公園施設へのアクセス道路となるバイパス建設も盛り込んだ。町営墓地「奉祖見霊園」での墓石撤去計画と合わせて合葬墓建設に着手する方針も掲げた。
 このほか▽今浜東部用地造成▽宝達山整備▽温泉施設改修▽産業センター改修▽ケーブルテレビ伝送路設備更新▽公衆無線LAN整備▽町営住宅整備(長寿命化改修)▽防災拠点施設整備▽志雄病院解体▽末森城等城跡環境整備―などの事業も盛り込んでいる。

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