トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2017/12/22

【大阪】うめきた2期 開発事業者2次コンペを開始

JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた2期地区」について、UR都市機構は開発事業者の選定に向けた2次コンペの募集を開始した。1次コンペは2013年度に実施済みで、優秀提案者に20者を選定済み。今回は、同20者の構成企業や、新たに20者に加わる企業が公募対象となる。
 募集要領の配布期間は18年1月26日まで。5月21、22日に申し込みを受け付け、7月下旬に事業者を決定する。
 提案を求める主な項目は、まちづくりのコンセプト、都市空間、都市公園などの「みどり」、中核機能、環境・防災など。主な必須条件として▽民間宅地と西口広場で3f以上の「みどり」を確保▽総合コーディネート機関などが入居するプラットフォーム施設を容積対象床面積で1万平方b以上確保▽提案対象区域で5・4f以上の有効避難面積を確保―などを挙げている。
 うめきた2期地区では、施設イメージとして、イノベーション施設(例=企業の新規事業開発の担当部門や研究所など)や、プラットフォーム施設(例=総合コーディネート機関の事務所など、延べ床面積約1万平方b)などを想定。また、緑の整備では、中央部に配置する4・5fの都市公園と周辺の民間敷地を合わせ、地区全体で約8f分を確保する。
 現在、JR東海道支線地下化、(仮称)北梅田駅設置、大阪駅北大深西地区土地区画整理などの基盤整備が進行中。23年春に北梅田駅が完成予定で、24年夏には再開発ビル、公園など主要施設がおおむね完成する。道路を含む基盤整備の全体完成は27年春になる見込みだ。
 1次コンペ通過者は次の通り。
 〈総合的に優秀な提案〉竹中工務店▽大林組▽大阪ガス▽三菱地所▽オリックス不動産▽阪急電鉄グループ▽住友不動産▽積水ハウス▽昭和設計グループ▽大和ハウス工業グループ
 〈空間・建物のデザインが優秀な提案〉日建設計▽野村不動産▽Massimiliano e Doriana Fuksas Design srlグループ▽NTTファシリティーズグループ▽鳳コンサルタント▽Dominique Perrault Architectグループ
 〈土地利用計画などが優秀な提案〉RUR ARCHITECTURE P.C.▽日本設計グループ▽山下設計グループ
 〈まちづくりの仕組みが優秀な提案〉鹿島