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　袖ケ浦市庁舎整備検討市民委員会（委員長・鎌田元弘千葉工業大学副学長、委員19人）の最終となる第８回目が22日、同市保健センターで開催され、これまでの委員会での検討結果などを踏まえた基本設計案の概要が示された。それによると、建替１期で整備する新庁舎は５階建て延べ４８８９�uで、２０２０年度に着工。工事を20〜21年度で実施。既存庁舎の耐震補強・大規模改修、建替２期を含めた全工程は４か年で、23年度の事業完了を目指す。来年度で整備手法を決定し、19年度で実施設計を行う。
　庁舎は旧庁舎と議会棟を取り壊し、既存庁舎北側の駐車場に新庁舎（建替庁舎１期）を建設し、解体跡地へ庁舎を増築（建替２期）。既存新庁舎は大規模改修・耐震補強を実施する計画。
　建物規模は、建替庁舎１期の新庁舎が５階建て延べ４８８９�u、既存庁舎が７階建て延べ６８５９�u、建替庁舎２期が２階建て１３２０�uで、連絡通路などを含めた総延べ面積は１万３１３７�u。
　庁舎は窓口ゾーン、市民協働ゾーン、災害対策ゾーン、議会ゾーン、執務ゾーンにゾーニング。既存庁舎と建替庁舎１期の１階を窓口ゾーン、建替庁舎２期全体を市民協働ゾーン、建替庁舎１期の３階を災害対策ゾーン、建替庁舎４・５階と既存庁舎４階を議会ゾーン、その他のフロアを執務ゾーンとした。
　１期庁舎の１階から４階までは連絡通路で既存庁舎に接続し、各部門の連携を図る。１階の窓口ゾーンは市民利用の多い窓口を集約。１期庁舎３階は災害対策室、オペレーションルーム、危機管理課などを配置し、災害対策の拠点とする。５階には展望スペース、既存庁舎７階に展望テラスを設ける。また２期庁舎１階には、各種団体の情報発信の場として多目的に利用できる市民交流スペースを配置する。
　事業は４段階で実施。第１段階で付属棟・建替庁舎１期を建設し、第２段階で既存庁舎の耐震補強及び大規模改修を行い、第３段階で既存旧庁舎を解体し、第４段階で建替庁舎２期を建設する。
　事業スケジュールは、年度内に基本設計をまとめ、来年度で整備手法を決定。19年度で実施設計を行い、20年度に１期工事に着工。１期工事を21年７月までに完了させ、同年９月に既存庁舎の耐震補強・大規模改修に着手。耐震補強・大規模改修を22年８月までに完了させ、その後、同年10月から既存旧庁舎の解体に着工。解体を22〜23年度の２か年で実施し、23年４月までに完了させ、同年５月から２期庁舎の建設工事に着工。２期工事は工期８か月で同年12月までに終わらせ、23年度内に全体の工程を完了させる。
　基本設計案は、来年３月にパブリックコメントを実施し、年度内にまとめられる。基本設計は榎本建築設計事務所（千葉市中央区長洲２―８―５）が担当。