トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2017/12/26

【高知】県幡多土木 トンネル詳細設計はウエスコ 国道441・口屋内BP

高知県幡多土木事務所は、国道441号西土佐道路の口屋内バイパス整備に関連し、バイパスの大部分を占めるトンネルの詳細設計と弾性波探査をウエスコ高知事務所(高知市)、地質調査を相愛(高知市)にそれぞれ委託した。履行期間は詳細設計が330日、弾性波探査と地質調査は240日。この他バイパス関連では、2018年度に中半地区の残土処理場工の発注を計画している。
 トンネルの延長は1・83`を想定。幅員は9・75b、施工方法はNATM工法、施工ヤード計画は1方向1カ所としている。バイパスの全体計画は四万十市上久保川から中半までの延長3・26`、規格は第3種第3級。トンネル前後の上久保川地区(旧中村市側)は延長1・09`、中半地区(旧西土佐村側)は340bの道路改良を行う。中半地区側は擁壁など路側工をメインに現道を拡幅する。
 口屋内バイパスを含む西土佐道路は四万十市岩間から上久保川までの延長約6`。四万十川などの地域観光資源を活用した観光振興や地域の暮らしを支える道路整備として、狭小で離合困難な区間を解消する。このうち口屋内バイパスは全体事業費80億円を見込み、12年度に事業着手、16年度末現在の進捗率は5%。
 口屋内バイパスから江川崎方面に続く区間では、中半バイパスの整備も計画されており、口屋内バイパスの進行状況を見ながら事業化を目指す方針。

提供:建通新聞社