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建通新聞社(中部)
2017/12/26

【愛知】知立建設事務所 衣浦大橋上り線補修検討へ

 愛知県知立建設事務所は、衣浦湾に架かる「衣浦大橋・上り線」の橋梁補修検討業務を大日本コンサルタント中部支社(名古屋市西区)に委託した。履行期間は2018年3月20日まで。主に上部の現況調査と補修に向けた概略設計を行う。
 衣浦大橋は上り線(南側)と下り線(北側)の2橋で構成。高浜市碧海町から半田市洲の崎町に至る海上に架かる。上り線の橋梁は、橋長約413b、全幅約11bの6径間連続鋼床版箱桁橋。
 同事務所は、委託した業務で主に上部の現況を把握し、補修に向けた概略設計までを行うことにしている。今後、これらの結果を基に整備計画を立案していくもようで、スケジュールは今のところ未定としている。
 一方、下り線の橋梁では、橋脚5基のRC巻き立て工法による耐震補強を順次進めている。現在、高浜市側の橋脚(P1)1基の施工を進めている。また、橋脚(P2、P3)2基を耐震補強する橋梁補修工事(交付金)1号工、2号工の2件の一般競争入札を22日、公告した。
 公告によると、1号工(P2)の予定価格は約8761万円(税込み)、2号工(P3)の予定価格は約8744万円(税込み)としている。2件とも1月18日に開札され、事後審査が行われる。
 残る橋脚2基(P4、P5)については、18年度以降の発注予定だ。
 下り線の橋梁は、橋長約421b、全幅約9bのゲルバートラス橋(延長約350b)、単純ゲルバートラス橋(延長約48b)、単純PCプレテン床版橋(延長約22b)で構成している。
 大日本コンサルタント中部支社が耐震補強の設計を担当した。
 今後、上り線の橋梁と同様に、下り線上部の補強も検討されるもようだ。

提供:建通新聞社