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北陸工業新聞社
2018/01/06

【富山】請負金額、3カ月連続の増/12月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/累計は10カ年で最下位

 東日本建設業保証富山支店は5日、17年12月の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 それによると、件数は167件で前年度同期比13・9%減、請負金額が47億1400万円で同17・0%増となった。県の大型工事の保証が全体を押し上げた格好。単月の請負金額は、3カ月連続のアップを示した。
 発注者別請負金額を見ると、国は同469・9%の大幅増。昨年度同期の低水準からの反動増のほか、北陸地方整備局で「砺波東バイパスいかるぎの大橋上部その2工事」(今年度保証額約3億円)の保証があったことが増加要因。
 県は同154・7%の増加。「富山県立大学新棟新築工事」(同約8・5億円)、「神通川左岸流域下水道神通川左岸浄化センター水処理施設(11/14系列)土木工事」(同約3・7億円)といった大型保証があり、また、土木部で件数が前年度同期の47件から59件に増えたことが主な要因となっている。
 市町村は同52・0%の減。全体の件数が121件から84件に減少したほか、高岡市で昨年度同期に、「高岡市立野村小学校体育館改築工事」(約6・5億円)の保証があり、その反動から9億円の減少を示した。高岡市では、件数も46件から23件に減少している。
 今年度累計は、件数が同3・1%減の2790件、請負金額が同13・2%減の889億4800万円。過去10カ年の推移は件数が下から2番目、請負金額が最下位。
 内訳は、アップがネクスコ中日本16億円、射水市12億円、富山大学8億円、県農林水産部7億円、ネクスコ東日本5億円。ダウンは県その他57億円、労働者健康安全機構(富山労災病院)50億円、県土木部36億円、黒部市10億円、南砺市8億円、高岡市6億円。
 市町村別の前払金保証累計取扱件数は、富山市が374件でトップ。高岡市209件、射水市125件、氷見市103件と続いた。
 累計の中間前払金保証取扱高は、件数が同26・0%減の94件、請負金額が同36・6%減の85億円余。件数は県農林水産部の30件が最多。次いで県土木部17件、富山市16件となった。

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