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北陸工業新聞社
2018/01/12

【石川】20年3月完成へ起工/金沢市第二本庁舎建設工事/執務空間を集約、防災機能も/約90人が安全祈願/

 金沢市が市役所本庁舎に隣接した旧南分室跡地で計画する第二本庁舎建設工事の起工式は11日、柿木畠地内の建設現場で行われ、関係者約90人が工事の安全を願った。第二本庁舎は20年3月の完成を予定する。
 起工式で山野之義市長は、「第二本庁舎は老朽化した旧南分室の建て替えに併せ、本庁舎周辺に分散する執務空間の集約化を図り、事務効率を向上させることを目的として整備する。本庁舎と一体となって行政指導を担い、市民の負託に応えたい」とあいさつ。黒沢和規市議会議長が祝辞を述べた。
 起工式に先立ち開かれた安全祈願祭では、設計を担当した五井建築研究所の西川英治代表取締役、建築工事を担当する真柄・兼六・豊蔵・城東特定建設工事共同企業体を代表して真柄建設の真柄卓司代表取締役社長が共同で鎌入れ、山野市長が鍬入れ、黒沢議長が鋤入れし、工事の無事完成を祈念した。
 第二本庁舎はRC一部S造地上3階地下1階建て延べ1万2179平方メートル。防災機能を備えた危機管理センターや教育委員会、環境局、農林水産局、職員研修センターなどを配置するほか、地下に130台分の駐車場を設ける。外観は本庁舎との色彩の一体性を重視したレンガ色を基調とし、金沢伝統の格子「木虫籠(キムスコ)」ルーバーを採用する。
 建築以外の施工業者は米沢・ツボ・大地特企(電気設備)、柿本・昌和特企(空調設備)、鈴管・みなみ特企(給排水衛生設備)、フジテック(昇降機設備)。

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