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日刊建設タイムズ社
2018/01/12

【千葉】計画配慮書など公表/県県土整備部都市計画課/北千葉道路市川・船橋間15q/16日から図書縦覧開始

 県県土整備部都市計画課は、国道464号北千葉道路の市川市〜船橋間で、環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書及び都市計画運用指針に基づく構想段階評価書(都市計画の概略案)をまとめた。今月16日から来月20日までの期間で、同課と沿線6市(市川市、船橋市、松戸市、柏市、鎌ケ谷市、白井市)において図書の縦覧を行う。公表に併せてオープンハウスを実施し、北千葉道路の検討状況や配慮書等の内容をパネル展示等で説明し、ルート決定に向けて周知を図る。
 環境アセスメント及び都市計画手続きに着手する区間は、市川市から船橋市の小室地先までの約15q。外環道と接続する起点の市川市から鎌ケ谷市までの約9qは専用部と一般部との併用で、鎌ケ谷市から国道16号の小室地先までの区間は専用部のみとなる。昨年6月の県道路協議会で、市川〜鎌ケ谷間9qは高架構造を基本とすることや、市川〜国道16号間を直轄事業と有料道路事業の合併施行とすることを確認している。
 ルート案は、事業目的が達成可能で、社会的影響や自然環境、生活環境に与える影響などを踏まえ、現実的に実施可能な案を設定。案の設定に当たっては、成田空港等の拠点への広域高速移動の強化などの事業目的を達成するために、市川市〜船橋市間の専用部約15qと市川市〜鎌ケ谷市間の一般部約9qについて一体的に整備を進める計画とした。
 周辺地域では用途地域が都市計画決定されており、現行の都市計画決定区域に基づいて、土地区画整理事業や鉄道事業など他の都市計画道路が計画・整備されている状況から、社会的影響や自然環境等に与える影響などを踏まえ、現行の都市計画決定区域を基本としたルート案を選定した。
 環境アセスメントは、今後、住民説明会の開催や方法書の縦覧を経て環境影響評価に着手する。都市計画手続きは、構想段階評価書の後、都市計画案の概要、都市計画案の縦覧などを経て決定・告示を目指す。
 計画段階配慮書は、事業の位置・規模等の検討段階で環境保全のための適正な配慮をしなければならない事項について検討を行い、構想段階評価書は位置や規模などの概略案の立案段階で都市計画上の見地から総合的な評価を実施した。
 なお、オープンハウスは今月26日から開催。日程は次の通り。
 ▽1月26日、27日=白井市文化センター▽同28日=松戸市東部スポーツパーク▽同29日=松戸市東部市民センター▽2月2日、3日=鎌ケ谷市きらり鎌ケ谷市民会館▽同4日=市川市大町公館▽同5日=市川市曽谷公民館k_times_comをフォローしましょう
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