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建通新聞社(中部)
2018/01/12

【岐阜】東京五輪関連計画 御嶽濁河高地トレセンに宿泊棟増築

 岐阜県清流の国推進部は、2020年の東京五輪・パラリンピックに出場するフランス・イギリスの陸上中距離選手の事前合宿地として決定している御嶽濁河高地トレーニングセンターに宿泊棟を増築する。設計・施工一括で事業者を選定するが、選定方法は現段階では未定だ。4月には事業者を決定し設計に着手する考え。増築する宿泊施設のイメージ
 宿泊棟は、下呂市小坂町落合濁河温泉地区にある同センター内で、アスリート支援施設(既存本館棟)の正面の駐車場に新たに建設する。4月に積雪による耐荷重などの詳細を示し事業者選定に向けた手続きを行う。
 外国人選手にも対応できる仕様として、ツインの部屋で風呂、トイレ付きのアパートタイプを建設する。施設の規模は鉄骨造2階建て延べ550平方b。本館棟とは渡り廊下で接続する予定。増築により不足する駐車場は、旧少年自然の家のキャンプファイヤー跡地などを利用する計画。
 宿泊施設の基本設計は山田建築事務所(岐阜市)が担当した。
 また、既存本館棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ3375平方b)は、建築から30年以上経過しており老朽化が進んでいる。そのため施設内部の更新工事も計画している。施設全体の老朽状態と更新内容を基本設計の中でまとめており、これに基づいて開館したまま順次整備を進めて行く考えだ。

提供:建通新聞社(2018/01/12)