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北陸工業新聞社
2018/01/15

【石川】河北郡市広域/新年度、解体設計に/エネ回収廃棄物処理施設整備

 河北郡市広域事務組合は、津幡町能瀬の旧浄化センター跡に整備する新たなエネルギー回収型廃棄物処理施設について、18年度に浄化センター解体に向けた調査や設計に着手する見通しを示している。19年度に解体工事に取り掛かり、20年度の新施設着工を目指す。
 廃棄物処理施設は、志賀町の石川北部RDFセンターが22年度末で事業終了することや、近年の維持管理費の増加に対応するため、旧浄化センターの解体跡地約1万4000平方メートルに建設する。今年度は基本設計や発注仕様書作成のほか、19年度の評価書公告・縦覧を予定する環境影響評価(環境アセスメント)の関連業務も進めている。
 基本計画では、建屋規模はSRC造(主要部)・S造3500平方メートル程度を想定。熱による発電を行い、エネルギーを回収するシステムを導入、24時間連続運転で焼却する。処理能力は日量118トン(可燃ごみ88トン、下水汚泥30トン)を見込む。
 浄化センターの解体撤去は19年10月の着手、20年6月の工事完了を予定している。新施設建設工事は同7月の着工、23年3月の竣工を目指す。
 基本設計、環境アセスメントなどの業務は中央設計技術研究所が担当している。

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