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建通新聞社四国
2018/01/19

【愛媛】愛媛県 松山駅高架 2地区で着工

 愛媛県中予地方局は、JR松山駅付近連続立体交差事業の高架橋建設に近く2地区で着工する。2地区は愛光工区(松山市愛光町)と駅南工区(松山市南江戸・竹原町)。
 愛光工区は、味酒踏切〜朝美踏切間の延長約340b。施工は鴻池組で1月中に着工する。
 駅南工区は、千舟町空港線〜中之川通線間の延長約310b。施工者を2月中に選定し3月中に着工する。
 工事は県がJR四国(高松市)に委託し、入札から施工管理までJR四国が行う。
 2018年度以降は、用地確保がまとまった区間から着手する方針で、年次計画は未定。
 高架事業は、JR松山駅付近の延長約2・4`を高架化するとともに軌道両側に側道を整備する。総事業費は484億円を見込む。松山市美沢2を起点とし終点は空港通1。高架化により8カ所の踏切が除去される他、千舟町空港線の地下道は埋め戻され平面交差となる。
 高架橋は現軌道西側に建設し、左右に側道を整備する。西側の側道は高架橋建設時の工事用道路として活用され、県が整備する。東側の側道については高架切り替え後に県が整備する。
 13年度から用地取得に着手しており、17年3月末時点の進捗率は約9割となっているが、一部用地の取得が長期化している箇所があることから、当初計画の21年3月事業完了を24年度まで期間延長した。
 除去される踏切は味酒踏切、萱踏切、朝美踏切、辻踏切、南江戸踏切、松山第二踏切、竹原踏切、前側踏切。

提供:建通新聞社