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　富山県農林水産部は、祖谷１期地区県営農地整備事業に総事業費約１４億２７００万円を投じ、区画整理工に取り組む。国に対し１８年度の新規採択を要望している。
　受益面積は南砺市祖谷ほか地内の３０・４ヘクタールで、大谷川と一般県道才川七法林寺線に挟まれた農地。事業内容は区画整理（大区画化）３０・４ヘクタール。採択を受ければ１８年度に着手し、２６年度の完成を予定している。費用対便益比（Ｂ／Ｃ）１・１９。
　同地区では、昭和３０年代にほ場整備事業により１０アール区画に整備されているが、小区画で機械作業の効率が悪く、用排水路の一部が土水路となっている。このため、計画面積５０アールの農地大区画化、ＩＣＴを活用した自動給水栓の導入による水管理の省力化などを進め、農業経営の安定化を図る。担い手への農地集積率は、現状の３・１％から９７・４％へ引き上げる。