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建設新聞社
2018/01/22

【東北・宮城】仙台市が蒲生北部地区28画地の事業者を募集

 仙台市は、東日本大震災の津波により被災した蒲生北部地区を対象とした土地区画整理事業を進めており、区画整理内の市有地の利活用に係る事業者の募集について、土地区画整理事業の事業工程に基づき第2回以降の対象画地やスケジュール等を公表した。
 事業用地は宮城野区蒲生1丁目ほか地内の蒲生北部被災市街地復興土地区画整理事業地内。募集対象画地は全体で28画地の9万8218平方b。募集対象画地の募集要項公表時期、引き渡し予定時期、面積、位置等は左表に掲載。
 事業者の決定方法は、公募プロポーザル方式を採用し、外部有識者等で構成する事業者選定委員会にて事業内容等を審査。その結果を踏まえて市が事業候補者を決定し、本契約に向けた協議を実施する。
 審査における項目は、事業提案評価として地域経済波及効果(雇用創出規模、投資規模)、仙台港の港湾機能との関連性、環境への配慮(周辺環境への配慮、環境局への事前相談などを踏まえた対応)、事業の実現可能性、継続性、経営の安定性。価格評価となっている。
 募集対象事業者は事業所(相応の雇用を伴わない事業所および火力発電所は対象外)を新設する事業者(東日本大震災で被災した中小企業向けの小画地を一部に設定)。
 蒲生北部地区は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたことから、非居住系の土地利用を行うたため業務系の土地区画整理事業を進めている。施行面積は約96・4fで総事業費は106億1818万2000円を試算、平均減歩率は14・31l、将来人口は3300人(災害危険区域のため夜間人口ではなく、従業員ベースの昼間人口として設定)を予定している。
 区画整理の包括委託業務は鹿島・フジタ・橋本店・パスコ・復建技術コンサルタント・三洋設計・URリンケージ共同企業体が担当している。
 なお、第1回募集において実施した1万平方b以上の大街区については富田運輸(1万0966平方b)、二葉運送(1万6332平方b)、宮城ダイハツ販売(1万6500平方b)、レノバ、住友林業、ユナイテッド計画(5万平方b)、三陸運輸(1万9800平方b)、幸信商運、プリンス海運、シー・リンク(1万1781平方b)日通商事(1万4300平方b)丸山運送(4万0488平方b)の8事業者と立地協定を締結している。

 提供:建設新聞社