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建通新聞社(東京)
2018/01/23

【東京】都 井の頭公園再生へ

 東京都建設局は、開園100周年を迎えた井の頭恩賜公園(三鷹市井の頭4丁目他)の再生に向けた検討を始めた。公園の魅力的な資源を生かしつつ、将来にわたって都民に愛され利用されるよう、将来像を探りながらゾーニングや空間・施設、管理運営の在り方などを検討する。
 井の頭恩賜公園は三鷹市と武蔵野市にまたがる都立公園。名称の由来ともなっている井の頭池を中心に、雑木林や自然文化園のある御殿山、運動施設を配置した西園、西園の南東にある第二公園の大きく四つの区域に分かれいる。1917年5月に開園し、面積は約42・8f。公園施設としてボート場やスポーツ施設(ミニ遊園地)、競技場、野球場、屋外ステージ、テニスコート、売店などを整備している。
 開園から100年が経過し、社会情勢や利用状況などが変化している他、施設の老朽化や劣化も進行している。そこで、公園の利用状況や景観、自然環境、植栽などの現況を調査・分析した上で、将来にわたり多くの都民に利用される公園として再生していくため、公園施設の設置や管理・運営の方向性、それを実現するための方策を検討する。
 周辺を含めた地形や土地利用、人の流れや活動なども踏まえて公園の位置付け、問題点・課題を整理し、同公園の将来像を探る。これを基に、ゾーニングや空間・施設の在り方、管理・運営の在り方を検討し、実現のための方策を盛り込んだ計画書を取りまとめる。

提供:建通新聞社