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建設経済新聞社
2018/01/23

【京都】国道307号城陽市辺〜奈島 15・9億、新規事業化計画

 京都府は、事前評価の一般国道307号(市辺〜奈島)道路新設改良事業について、31日開催の第2回京都府公共事業評価に係る第三者委員会に諮る。
 一般国道307号(市辺〜奈島)道路新設改良事業は、城陽市市辺〜奈島間の延長1300mにおいて、現道拡幅及びバイパス整備を実施するもの。幅員は10・5m(車道3・25m×2、路肩0・75m×2、片側歩道2・5m)の2車線区間が延長約900m、19・0m(車道3・25m×4、中央帯1・0m、路肩0・75m×2、片側自歩道3・5m)の4車線区間が延長約400m。
 2018年度に事業着手し、2023年度の完了(事業期間は6年)を目指す。全体事業費は約15億9000万円(工事費8億1400万円、用地費6億1800万円、補償費4900万円、その他経費(測量試験費等)3700万円ほか)。B/C(費用対効果)は4・6。
 国道307号の城陽市市辺〜奈島地区は、西日本高速道路鰍ェ整備を進める新名神高速道路の宇治田原IC(仮称)へ直結する区間で、日当たり約1万7000台と多くの交通量があるにも関わらず、幅員が狭く、線形不良なため大型車の離合が困難な状況。
 このため当該区間の現道拡幅(東側400m)及びバイパス整備(西側900m)を実施し、歩行者及び通行車両の安全性を確保するとともに、城陽市東部丘陵地長池先行整備地区で計画が進められているアウトレットモールなど大規模商業施設や、青谷先行整備地区で計画が進められている物流拠点等へのアクセス強化による地域振興の促進を図る。
 バイパスは現道との乖離を最小限に抑えたルート(現道合流部で起終点側ともにS字カーブを有する)を採用する方針。